今宵逢う人みな美しき

綺麗なモブになりたいジャニオタの独り言

新時代の到来とその申し子達〜「O.N.E〜Our New Era〜」と嵐の比較から見るSexy Zone〜

 

 

 

2018年2月14日(水)、世間のおなご達もおのこ達も皆々浮き立つバレンタインデー。

意中の方にチョコレイトは渡せたのでしょうか。また、頂けたのでしょうか。

しゃらくせえ!!!!!!今回はそんな話はど〜〜〜〜〜〜〜〜でもいいんじゃあ!!!!!!!!!世の中のバレンタインデーなぞワシの知ったことではない!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

わたしたちSexy Zone Girls & Sexy Zone Mens、通称「セクガル」&「セクメン」は、バレンタインデーに大好きな人たちからプレゼントを貰いました。お金出して買ってるだろとか言うんじゃないよSexy Zoneの愛のこもったプレゼントだよ

5周年のベストアルバムを含め、通算6枚目になるアルバムのリリースです。

 

その名も

 

 

 

「XYZ=repainting」

 

From Sexy Zone!!!!!

 

 

 

かなり簡略化しますが、本人たち曰く「スタイリッシュなアルバム」だそうで。

アルバムタイトルについている「repainting」は "塗り重ねる" ではなく "塗り足す" という意図のもの。既存のキャンバスへ色を塗り重ねてしまうことにより下の色が見えなくなるのではなく、あくまで今まで自分たちが描いてきた色に新たな色を "塗り足す" ということでの「repainting」。

5周年ツアー「STAGE」の公演を見れば分かるように、ここに書くまでもない苦労や挫折をしてきた過去のことをひとつも否定せず、ただ「事実」や「過去」として受け入れ、清濁併呑、前に進むことを決めた彼ららしい言葉のチョイスだなぁと思いました。

 

今回からアルバム制作に関しても積極的に意見が採用されているという「XYZ=repainting」ですから、まぁあの「STAGE」を目撃した1セクガルとしては期待が高まらないわけないですよね。「STAGE」に関して話し始めると長くなるので割愛しますが、あのツアーが彼らの分岐点になったことだけは確実です。過去への決別と未来への歩み。「5人で歩く」ということの決意表明。そんな風にわたしは受け取りました。

 

…と、まぁ、「STAGE」は激エモなんですよ

その「STAGE」は自担・菊池風磨が演出を手掛けていて、それぞれのソロ曲は各々メンバーごとに演出に関わってるんです。

今まで大人のちからでコンサートをやっていたであろう彼らが!初めて!自らの手で!コンサートを作った!それが激エモだった!!!のです!!!!

もう何が言いたいかはわかりますね?

 

 

 

ニューアルバム「XYZ=repainting」がエモくないのだろうか、いいやそんなことは絶対にない(反語)

 

 

 

その気持ちだけは確信していたので、恐らく先行公開分として曲が流されるであろう毎日のQrゾーンも週末のらじらーも、寂しいかな我慢し続け、待ちに待った2018年2月14日(水)!

 

 

 

 

アルバムがこない!!!!!!(オタク号泣)

 

フラゲも出来なかったの!!!!!!ウワァァンオンギャアオンギャアオンギャアアア

 

 

 

 

泣き叫ぶオタクの手元に来たのは、バレンタイン翌日の15日、20時を過ぎた頃のことでした。

さてアルバムを聴くかとわたしが箱から真っ先に取り出したのは、初回Bの特典DVD。葉山鎌倉グルメツアー。これについてはここには書かないが  最&高だった

 

 

いつもならアルバムは頭から聴くんですけど、これからエントリの主題として触れる「O.N.E〜Our New Era〜」の歌詞があまりにも気になりすぎて、Introductionだけ聴いて曲順ぶっ飛ばしました。

アルバム職人に育てられたというのに…不覚………!!!!!!!!

 

 

ざっくりとわたしなりの「O.N.E〜Our New Era〜」の歌詞解説を付けてから、わたしの心に走る熱いパトスをじっくり述べます。まずはこちらをご覧ください。

 

 

 

O.N.E ~Our New Era~


歌:Sexy Zone
作詞:Sexy Zone
作曲:Chris Sernel・Seann Bowe

 

歌詞解説に入る前にひとつ失礼します!

タイトルの「Our New Era」を訳しておきたいのですが、歌詞解説に入ってしまうとタイミングを失ってしまうのでここで記しておきますね。

「Era」とは "時代" という意味を持ちます。しかしながら単純な "時代" という意味ではなく、著名な人物または歴史的な事件などで特徴づけられる時代という、少し特別な意味を持っています。

もうわかりますよね。俺たちの新しい時代という訳が持つ本当の意味が。

そう、Sexy時代の幕開けです。

 

 

What! What! Bring it on!

 

「Bring it on!」は "かかって来い" という意味になります。ので、ここは何だよ、ほら何でもかかって来いよというかなり直接的な挑発行為ですね。

 

 

飛沫をあげていけ

嵐を越えていけ

光の射す方へ

錨を上げて

 

「飛沫」とは "細かく飛び散る水" のことを指します。しぶき、ひまつ、などと読みますね。

また、「錨」という言葉も出てきますが、これは皆さん聞いたことがあるでしょう。船を停泊場につけておく際、船が動かないようにしておく為の重りのことです。「錨を上げて」ということはつまり、出航の合図です。ここの4行だけでも水辺や自然気象を連想させる風景が浮かびますね。

ここで気になるのは「嵐」というワードですね。ジャニーズを応援している人間なら、嫌でも思い浮かべてしまう5つの顔があるはずです。

勿論その意味で捉えるからこそ迸る熱いパトスがあるのですが、シンプルに自分たちの行く手を阻む困難を象徴する言葉選びであると思います。船や飛沫といった、水辺や船旅には付き物の障害です。

 

 

It's time!

縛られるな

Are you ready?

世間体とか

To go!

ただの言い訳だろ?

 

「It's time」は "もう時間です"  "〜の時間は来た" という意味です。時は来たと訳したいところですね。

「Are you ready?」は、何となくわかりますよね。準備はいいか?です。アユレディおじさんが脳裏を過るのは仕様です

「To go」は、to + doの形になりますから、 "行くことをしなくてはならない" つまり "行かなきゃいけない" となります。行くべきだ、という訳し方もいいですね。

 

俺たちが天下を取る時は来た。過去に常識に世間体に縛られてんじゃねぇよ。そんなのただの言い訳だろうが。準備は?覚悟は?もう出来たんだろ?もう行くしかねぇんだよ

 

と意訳しておきましょうかね。

 

 

What you want!? What you want!?

掴むんだ

俺たちが創る時代

Any day... Any day... いつの日か

Hey! What! What! Bring it on!

 

「What you want!?」は(おしとやかに訳すと) "あなたは何が欲しいですか?" ですが、勿論そんなお上品な訳し方はしません。

お前は何が欲しいんだよ、とか、お前は何を手に入れたいんだ、とか。そういう訳し方がいいかなと。

「Any day」は "いつでも"  "いつの日か" という意味なので、ここはいつの日か、いつの日かと繰り返し呟く様子でしょうか。闘志を燃やしている彼らが小さな声で「いつの日か、いつの日か…」と呟いている様が目に浮かびます。

 

俺たちは一体何が欲しいんだ?この手に欲しいのは俺たちが創る時代だよ。いつか、いつの日か、いつの日か…そうさ、手に入れてやるよ。来いよ、何でもかかって来いよ!

 

 

足宛(もが)き 叫び 吠えるんだ

刻んだ夢に嘘はない

Any way... Any way... 今なんだ

Hey! What! What! Bring it on!

 

さっき訳した単語が並んでいるので、ここはざっくり全体の意訳だけつけますね。

 

どんなにカッコ悪くてもどんなにみっともなくても足宛いて叫んで吠えるしかないんだ。今まで歩いてきた軌跡に散らばる夢にひとつも嘘なんかねぇよ。いつの日かいつの日かと睨んでいた時はもう目の前だ、さあ行こうぜ、何でも来いよ

 

 

今にご覧あれ

我らこそルールです

二番じゃ意味ないです

未だ五合目

 

今に見てろよ、この俺たちが創るこれからの時代は俺たちこそがルールだ。二番?オンリーワン?そんなもん意味ないね。ナンバーワンじゃなきゃ意味ねえよ。頂点にこそ価値があるんだ。

……それでもまだ俺たちは頂点には遠い、五合目だけど

 

 

「五合目」という表現について追記です(2/25)。

我ら日本人には非常に馴染み深い富士山ですが、富士登山をする際には一合目から歩いて行かなくとも、途中までは車で行けることは皆さん聞いたことがあるかと思います。その車で行けるのって、何合目までかご存知ですか?

そう、車で行けるのは五合目までなんです。五合目から六合目はもう自分の足で歩くしかないんです。車に乗せてもらって誰かに運転してもらったり、自分で運転するにしても「車」というツールに頼ることができるのも、五号目まで。そこから先で頼れるのは自分の足のみ。

勿論ここまで意図しているかは正直分かりません。わたしは考察厨深読み属の人間であり、言葉一つとっても裏の裏の裏まで全部意味を求めたがる性分なので。ここまでの意味を求めてしまうんですね。

 

まぁわたしの深読みを追加要素として考えてみればこの「五合目」という言葉選びが彼らにとってどんな意味合いを持つかがよくわかると思います。ただ「ナンバーワンが遠い」という距離感を表現するだけの言葉ではないのだろうな、と。ここまでの道のりに対する意識と、現在地と、これから進むべき道への憂いと覚悟。そんなものも感じられます。

 

 

We want!

後に引くな

We want!

受けて立つさ

We want!

傷だらけになっても

 

「We want!」は俺たちは欲しいんだよ!という言葉ですね。

 

俺たちには欲しいもの(=ナンバーワンの座)があるんだ。いいか、後には引くな!どんな試練でも受けて立つ!たとえこの身が傷だらけになったとしても、それでも欲しいものがあるから。

 

 

Never say never

って泳ぐんだ

誰かの水槽の中

たかが所詮淡水魚

But we can fly anywhere

 

「Never say never」は "有り得ないなんてことはない" や "無理だなんて言うな" という訳し方になります。その次の「って」という言葉から、この「Never say never」は彼ら自身から発せられた思想であると考えられます。

次に「淡水魚」ですが、意味は何となくわかっていたものの、気になったので改めて調べてみました。

 

淡水魚 とは

淡水魚(たんすいぎょ、英:Freshwater fish)は、淡水で生活し得る魚類の総称。(中略)海水魚よりもはるかに狭い生物圏で獲得された淡水魚の著しい生物多様性は、平均水深が浅い淡水域では基礎生産が非常に高いこと、隔離状態が容易に発生し種分化が促進されやすいことなど、複雑に絡み合った生態学的・地質学的要因によってもたらされたものと考えられている。

 

淡水 とは

淡水(たんすい)あるいは真水(まみず)とは、第1義として、塩分濃度の低い水の包括的呼称(地球を含む宇宙の天体上に存在する)。第2義としては、陸棲の生物が生体維持のために利用可能な程度に塩分濃度が低い水のことである(地球にのみ存在する。cf. 水#生物と水)。

 

とありました。(共にWikipediaより引用)

今回はウィキ使っちゃいましたけど ほんとはダメだぜ!

 

ともかく、「海水魚よりもはるかに狭い生物圏で獲得された淡水魚の著しい生物多様性」という説明文のところで、ウワアァとなってしまいました。水槽の中で大事に飼われている淡水魚である彼らが、実は途轍もなく狭い世界で発達を遂げた多様性のある生物ということを叩きつけられ、尚且つ彼ら本人がそんな自分に対して「たかが」「所詮」という2つのワードを並べています。

これからの時代は俺たちのものだ、俺たちが創るんだ、と声高らかに宣言しておきながら、先ほどの「五合目」に続いて、彼らの自意識に関わる表現がここでなされているわけですね。

まだまだ途中の五合目なんです。所詮、水槽の中で飼われた淡水魚なんです。今まで生ぬるい世界で大事に育てられてきたんだって、心のどこかがチクチクするような自覚があるんです。

 

「But we can fly anywhere」ですが、直訳ででも俺たちはどこへだって飛んでいけるさという訳をつけることができます。

淡水魚という単語が出てきていたので「飛べる魚」を調べてみました。一般的に思い浮かべるのはトビウオだったり、調べたらハクレンと呼ばれる中国の魚なんかも出てきたりしましたが、水面の上に「跳ねて」出てくる魚はいくつかいるようです。しかしその中でもトビウオは「飛ぶ」という概念で捉えて良さそうです。

(これは余談程度に聞いてほしいところなのですが)川が海に流れ込む辺りに生息するボラはジャンプする魚でも有名だそうなのですが、そのジャンプはとても大きく、体の長さの2倍〜3倍ものジャンプをするのでとても目立つそうです。ちなみにボラは出世魚です。成長と共に名前が変わるタイプのアレです。もう一回言います、川から海に流れ込む辺りに生息しています。以上余談でした。

後半は話が脱線しましたが、狭くて整えられた水槽という環境下で生きてきた俺たちでも、これからは大きな世界へだって飛んでいけるんだ、という彼らの未来への期待と覚悟が窺えます。

 

 

Any day... Any day... いつの日か

翳(かざ)したのは陽の先か

Any way... Any way... 今なんだ

Hey! What! What! Bring it on!

What! What! Bring it on!

 

ここは繰り返しの言葉が多いので、ある程度省略します。

水槽の中の淡水魚の彼らが「翳したのは陽の先」とありますが、ここの「翳した」は "掲げた" の意で取ればいいのかな?という感じです。手で光を遮るのではなく。嵐を越えた先にある陽の光を行き先として掲げた様子なのでしょうか。

「Any way」は "なんとしてでも"  "とにかく" ですから、どんな手段を使っても、なんとしてでも今この時を俺たちのものにしなくちゃいけない、いつかそうなれたらいいななんて呑気な事言ってられるかよ!で、「Bring it on!」までを意訳したいところですね。

 

 

What you want!? What you want!?

掴むんだ

俺たちが創る時代

Any day... Any day... いつの日か

Hey! What! What! Bring it on!

 

ここは最初に出てきたパートと同じ歌詞です。

先程、

俺たちは一体何が欲しいんだ?この手に欲しいのは俺たちが創る時代だよ。いつか、いつの日か、いつの日か…そうさ、手に入れてやるよ。来いよ、何でもかかって来いよ!

と訳しましたが、彼らのこの決意は変わらないようです。寧ろその意思の強さは自らの現地点や現状を俯瞰で眺めることにより、より冷静に、更に衝動的に熱を帯びたように思います。

 

 

足宛(もが)き 叫び 吠えるんだ

届くまでやめる気はない

Any way... Any way... 今なんだ

Hey! What! What! Bring it on!

 

ここも先程似たような配列の歌詞が出てきました。ので、そこをベースにして少し意訳を変えて、ざっくり歌詞解説はおしまいです。

 

どんなにカッコ悪くてもどんなにみっともなくても足宛いて叫んで吠えるしかないんだ。この日本に、世界の全てに、僕らの歌が姿が届くその日まで。いつの日かいつの日かと睨んでいた時はもう目の前だ、やってやろうぜ、何でもかかって来いよ

 

 

 

 

 

 

どうですか

 

この歌詞を、Sexy Zoneの5人が書いてるんです。21曲に及ぶアルバムの最後の曲が、これなんです。

 

 

 

 

 

 

2018年クソエモ大賞新人賞受賞です

 

 

 

 

 

 

嵐とSexy Zoneを掛け持ちしているオタクとしては、思わないところが何もないで済ませられる曲じゃないんです。だって最初の部分から「飛沫をあげていけ 嵐を越えていけ」って書かれてるし。

歌詞解説部分にも先述しましたが、この「嵐」が、大野智櫻井翔相葉雅紀二宮和也松本潤で構成される嵐の意味一択だとは思ってません。水辺や船を想定した歌詞から考えるに、「嵐」という異常気象は敵です。越えなければその航海が滞る壁です。でもここでSexy Zone「嵐」という単語を選んだ事実は見逃せません。

変な話「荒波越えていけ」とか「台風越えていけ」とかでも間違いはないじゃないですか。船や海に関する異常気象や危険な状況なんていくらでもあります。

それでも彼らは「嵐」という単語をチョイスした、という事実はどう考えてもあの嵐を意識してのことだとしか思えません。逆にこれで嵐のこと何も考えてなかったら驚愕以外の言葉出なくなるわ。

 

今回の考察ツイートでは嵐の「Green Light」についてちょろっと触れました。この前エントリを書きましたね。

先輩の曲を聴いてのオマージュだったり、捧げる一曲なんて捉え方はしませんが、嵐大好きな菊池風磨がいるグループです。意識してないとは言えない気がします。というか、本人が除外しようとしてもそれは難しい気すらしますね。

 

「Green Light」で嵐は「このてっぺん まだまだI'm the owner 蹴り上げた水面 It shows the crown」と歌い上げました。苦労して上り詰めたこの頂上はまだまだ自分のものだ、降りてやるもんか。この頂上からの景色はまだまた見たいし、見せてやる。絶対誰にも譲らないけどな…。そんな風に、頂上に立ったことに対する彼らの自覚がここに詰まっています。

「蹴り上げた水面 It shows the crown」「飛沫をあげていけ」「このてっぺん まだまだI'm the owner」「嵐を越えていけ」。ここのフレーズ、何度聴いても比較しちゃうんですよね。蹴り上げた水面からも飛沫は飛ぶけれど、それは綺麗なcrownの形に成っている。一方Sexy Zoneはそのような綺麗な形になっているかのような文脈はない。むしろその飛沫は荒々しく、勢いと若さゆえの恐れのない覇気を感じました。

 

更に「無傷ならば絶対Wrong 痛むならRight」という歌詞で、無傷でここまで来たことは絶対悪として否定し、傷だらけになったことを肯定した嵐に対し、「We want! 傷だらけになっても」という歌詞で、傷だらけになったとしても俺たちはそれが欲しいんだよと強く訴える様子が窺えます。

また「二番じゃ意味ないです」という言葉からも、二番煎じや二番手、オンリーワンなど、ナンバーワン以外の概念を徹底的に「意味ない」と否定しています。某発言なんかもつい連想してしまいましたが、(あの発言の本意は一旦置いておいて、周りの野次的な反応を考慮すると)恐らくそういうことなんでしょう。誰かの一番で終わるのではなく、名実共に一番が欲しい。セールスも、人気も、ファンも、業界人気も、視聴率も、もう、何もかも。どれかが欠けてても誰かの一番でいられるならそれでいいよね、なんてことは考えてないんですねきっと。こんなに野心剥き出しの歌詞、久しぶりに見ました。

 

しかしアツイのは、これだけの野心を剥き出しにしておきながらの「未だ五合目」という俯瞰による自己評価です。悪い言い方を敢えてするならば、「分かってんじゃん」でしょうか。

野心はあふれ返るほど持っているし、最近少しずつ色々なことに手応えを感じているからこそこのような歌詞を5人で書くことが出来たのだろうと思いますが、まだまだ世間からの認知度は低く(先日発売になっていた日経エンタテイメントのインタビューでも、これについては触れられていました)、CDのセールス自体も到底嵐には及びません。それは毎年発表されている、"オリコントータルセールス5年連続総合首位"(※2018年2月現在)の文字を見れば分かることでしょう。2017年はSMAPの解散に伴うベストの発売などもありましたが、「2017年発売アルバム」という部門以外では全て嵐がSMAPを上回っていました。尚、「2017年発売アルバム」部門の1位は安室奈美恵、2位がSMAP、3位が嵐でしたね。

 「XYZ=repainting」の初日売上は7.4万枚程です。勿論今までの売り方や初動を見ていれば、この数字が彼らの成長や「売れた」ことを明らかに示していることはわかります。こんな比較出すのもアレですが、過去同じく三形態で発売した嵐の「Japonism」の初日売上は41万枚でした。

そりゃいきなり40万枚超えなんて出来ません。はっきり言ってまだ無理です。でも今の彼らは確実にこの数字を取ることを明確な目標にしているのだろうなということだけは分かります。

絶対にやってやるから見てろよというヒリヒリするような闘争心を持ちながら、同時に「未だ五合目」という冷静な自己評価がここに並ぶことこそが彼らの強みなのだなと感じずにはいられないフレーズです。何においても、冷静な俯瞰の視点から自己評価がきちんと為されない人間は成長しません。これは彼らのような職業に限ったことではありませんね。わたしたちだってそうです。

でもそれを沢山の人が見るところへ晒せるのは、恐ろしいほどの強みです。しかもそれを読んだ人が「そうだね」と納得出来るなら、それこそ冷静な自己評価の正解といってもいいでしょう。

 

 

今回「O.N.E〜Our New Era〜」を聴いて真っ先に思い浮かべたのは「Green Light」と、櫻井翔のソロ曲「Hip Pop Boogie」でした。

これもツイートでちょこっと述べましたが、「誰かの水槽の中 たかが所詮淡水魚」という歌詞を聴いたときに「温室の雑草」というフレーズを思い出さない訳がありませんでした。

水槽も温室も、どちらも誰かの管理下にあることが前提とされている施設や設備です。その中で飼育されるということの生ぬるさや、それに対する世間からの偏見、攻撃、しかしながらそこに甘んじることもあったであろう自戒の念。色んな感覚や考え方がこの短い言葉には詰まっています。

敵の多い自然界や過酷な環境下で力強く育ち、自らを輝かせるものが絶対的に尊いとされる感覚に支配されて物事の本質すら見極めることの出来なくなった周囲への皮肉とも取れます。マジお前ら見てろよ、的なね。アホくさって感じですよ。そんなもん。それをこうやって自戒の念すら込めるような言葉選びで表現してきた櫻井翔Sexy Zoneはほんとにかっこいい。タイトなパイオニアは伊達じゃない。

 

嵐が2008年に出した「Re(mark)able 」でも、嵐自身が「とんでもなく甘い気象予報 曰く俺らは異常気象」と名乗ったり、「兎よりもカメ進む猛追」という言葉からわかるような、今まで燻っていた感情とこれから始まる快進撃を童話・ウサギとカメに登場するカメの猛追で表現したり、「船出の前に一つ挨拶」と、これからの長い旅路を「船出」という言葉で表現したり、「飛沫をあげていけ 嵐を越えていけ 光の射す方へ 錨を上げて」「翳したのは陽の先か」という「O.N.E〜Our New Era〜」の歌詞を読んだ後にはつい見てしまう「光をこの手に掴むまで」というフレーズがあったりもします。

この「Re(mark)able 」、最後の歌詞が「予報士たち堪えうつむく」ってなってるんですよ。俺たちのことナメてた気象予報士たちがこの異常気象にビビっていやがるぜ、なんて言葉すら聞こえてきそうなくらい強気だなって思いました。

今はそれだけ嵐という存在が世間に認知され、もはや誰も無視することのできない存在になった。もう「納得です」以外の言葉がありません。

 

少し遡って2006年、「COOL&SOUL」では「五人で奏でるのは HIP HOP じゃなく 真似し難い様な HIPなPOP right? そして幕開け 第二章 似せてみようなら それは第二号」や、これまた嵐というグループ名にかけた「想定しな 最悪のケースを 手 組もうが吹き飛ばすほどの強風」というフレーズが並べられていました。

これを語り出したら長くなりますが、「HIPなPOP」って天才的ワードすぎてほんとに何回聞いても痺れます。hip-hop自体、ポップスと近い音楽とは到底言えるものじゃありません。元々のルーツを辿ってみれば、その真髄はパンクロックと近しいともいえる反骨精神による魂の訴えであるからです。

その反骨精神を持ちながら、耳馴染みのいいポップスの形態を保つ。これが簡単なようですごく難しい。でも、嵐はこの当時から今日の今までその姿勢をずっと保ち続けているんです。常に革新を求めて、停滞を拒否して、進化を続けています。

 

 

そんなタイトなパイオニアである嵐を、越えて行きたいんですって。Sexy Zone

 

多分どのグループも思ってるはずだし、それくらいの高い目標掲げててくんなきゃこっちも着いて行く気になんかならないけど、だからってこんな風にはっきりと闘争心剥き出しで決意表明したグループがいたかね。しかもそれを本人達にインタビューの場面やオフレコでぶつけるんじゃなくて、作品という形で発表して今後残すことを選んだんです。

これをクソエモと言わずしてなんと言うのでしょう

嗚呼  クソエモい 

 

 

 

デビュー曲で「時代を創ろう Sexy Zoneと言っていたのは、決して嘘や虚仮威しではなかったんです。これから本当の意味でSexy Zoneは時代を創っていくし、地球を回していくのでしょう。その新時代の到来と創造を見守れることのなんと幸せなことか。

嵐も昔歌っていました。「いま居合わせる 君 幸せ この歴史を後世に語れるだろう?」と。わたしは残念ながら、嵐の快進撃にリアルタイムで居合せることが出来ませんでした。とっくに世間が嵐に巻き込まれて気象予報士たちが堪えうつむいた頃、彼らに出会ったから。

 

けど、Sexy Zoneは今確実に地球を回しているし、時代を創っている。その現場に、世界に、痛いほどの刺激と感動の渦の真ん中に、わたしは今います。

振り落とされぬよう、置いて行かれぬよう、そして何より彼らを頂上まで押し上げる力になれるよう。5本の赤い薔薇に誓って。

 

彼らSexy Zoneのますますの発展と繁栄を願って、このエントリを締めさせて頂きたいと思います。

 

 

 

 

みんな「XYZ=repainting」聴いてくれよな!!!!!!

 

 

 

 

かすみ(@mist_storm_1723)

 

 (※公開当初記載していた内容に誤りがありましたので、該当箇所を訂正させて頂きました。「Japonism」の初日売上枚数は82万枚ではなく41万枚です。82万枚は初週売上の記録となります。ご指摘頂きありがとうございました。)